|
〜賃金の基本知識を知ろう〜 |
日本の企業で導入されている賃金の決め方には、大きく分けると下表のように「労働の対価型」と「生活の保障型」の2つに区分できます。 |
表 日本の企業での賃金の決め方 |
|
実際の企業においては、「職務給」や「職能給」だけを取り入れるのではなく「職能給」に「年齢給」や「勤続給」を組合わせたりと、 いろいろ導入しています。しかし、最近では、中小企業の賃金決定において次のような問題点があります。 | |||||||
|
|||||||
よって最近では (イ) 職務給 (ロ) 能力・成果給 を主体とした賃金体系(決定方法)が、主流になりつつあります。 |
介護休業の豆知識 |
|||
|
|
★全国展開の大手百貨店E社の制度を例示します。 |
・制度利用は、就業継続の意志のある者のみ 〈イ〉 勤続1年以上で、休業期間終了後、引続き1年以上勤務ができること。 〈ロ〉 原則として、2親等以内の家族(注;同居・扶養は要件としていない。) ・取得期間は最長1年 取得回数は、要介護者1人につき最長1年以内とする。介護休業期間として在職期間を 通して、通算2年以内とする。手続は2週間前までに申請するものとし、所定の申請書で 所属部門長を通じて、人事部長に提出する。 ・処遇と代替 休業期間中は給与・賞与とも支給されません。社会保険に加入している場合は、保険料 の本人負担分を原則として会社が一時立替を行い本人が出社してから徴収する。 代替要員も、復職後の職場も、その都度検討することになっている。 ただし、実際のところ、代替要員を新たに雇用せず、職場間調整にて要望を確保しており 復職後の職場は、今のところ殆ど、現職復帰が多いとのことです。 |
「わたし」のあり方 |
思うように生きられないのは、性格のせい? |
「生物学的に女は子供を産む。だから結婚するのが自然だ」というのが社会一般の考え方ならば、独身女性は生物学的に「女」 じゃないのだろうか。 フェミニズムは、「生物的自然」という言葉のトリックを見事に暴いてみせました。 |
フロイト → 「生物学的宿命」を唱える
☆ 生物学的に男か女を決定されるよりも「ジェンダー」で決定されることの方が強い。 例えば……男性として育てられた女性は「生物学的に本来違った性別だ」と 言われても女性には戻りにくい! つまり……教育、環境、観念、通念が一人の人間に及ぼす力の強さは非常に 大きいのである。 ★フェミニズムでは、中立じゃない社会が悪い。
|
《例えば、育児休業》
|
言葉の効果を学び、「生物学的」や「愛」といった言葉の罠にはまらないことが大切です。そのような枠組みが見えてくると、社会のトリックが見抜け、社会の仕組みが分かるはずです。分かるということは乗り越えること。そこには社会的評価を必要としない自分がいます。「愛」という言葉が持つトリック、危険性に気づいてしまえば、言葉に振り回されない自分と出会うことができるはずです。 誰の肯定も必要としない。「私はわたしでいいんだ」といえる「わたし」づくりが確立できるのだと。 |
増えているこころの病 |
★ 心身症とは……… 一言でいえば、こころが引き起こす身体の病気の総称で、神経症やうつ病のようなこころの病のことではなく、過剰なストレスに耐えられなくなったとき、最初に多く起こる症状と考えてよいでしょう。身体の症状は、臓器や器官などに比較的表れやすく、胃腸が丈夫でない人であれば心理的なストレスによってストレス性の胃潰瘍になることがあります。成人病の代表である「高血圧症」や「心筋梗塞」なども心身症である場合があります。心身症になりやすい人の性格には、次 のような特徴がみられます。 @物事にこだわり、完全主義で融通がきかない Aきまじめ・頑張り屋・無理をする B責任感・義務感が人一倍強い C自分の感情を素直に表せない D人に嫌な顔を見せられない ★ 神経症とは……… 環境や心理ストレスによって表れる、こころの病気です。症状としては、心身症が主に身体に表れるのに対し、神経症は主にこころに表れます。不安や恐怖を自覚することができる神経症は、他の精神病とは区別されます。 ★ うつ病とは……… 神経症と同様、こころと身体に症状が表れ、神経症とともに精神病とは区別される病気です。最近では、神経症よりうつ病の増加が目立っています。これまでうつ病は、遺伝的なものが主流でしたが最近では、職場のトラブルなど社会的な誘因によって引き起こされるようになってきました。 資料引用 (社) 全国社会保険協会連合会/(財)都道府県社会保険協会 (http://www.awara-onsen.org/wakakusa/hitori1doji.htmlから) |
|